性欲と薄毛の関係:エロい男は男性ホルモンが強くハゲやすい?!
目次
エロい男は男性ホルモンが強くハゲやすい?!
世間ではよく「精力旺盛な男はハゲやすい。」「エロい男にハゲが多い。」と言われますし、
ハゲた中年男性からは、確かにエロいイメージが想像されがちですが(スミマセン!)・・・、
実際のところ、どうなのでしょうか?!
エロとハゲの関係を科学的に迫ってみました。
性欲と関わる男性ホルモン「テストステロン」と脱毛ホルモン「DHT」
男性の性欲と関わりがあるホルモンは「テストステロン」という男性ホルモンで、このホルモンは性欲を高める他に、筋肉や骨格、精子形成などで重要な役割を果たしております。
男性にとって、より男らしくするための大切なホルモンですね!
また、AGA(男性型脱毛症=ハゲ)の原因を作り出す悪玉脱毛ホルモンは「DHT(ジヒドロテストステロン)」です。
そして、この悪玉脱毛ホルモンは、「5αリダクターゼ」と呼ばれる還元酵素がテストステロンと結びついた時に、生成されてしまいます。
つまり、
テストステロン+5αリダクターゼ還元酵素=DHT(脱毛ホルモン)
この構図ですね!
・・・となると、構図だけ見ると、「テストステロンの量、めっちゃハゲに影響してるじゃん!」
「やっぱエロはハゲに関係あるんだ!」
そう考えられると思います。
ただ、実はDHTの生成はテストステロンの影響だけではありませんでした。
むしろ・・・、
5α還元酵素の受容体の状態がよりAGAに影響を示す
AGAの原因となるDHT(脱毛ホルモン)が生み出されてしまうのには、テストステロンの量ではなく、
むしろ5α還元酵素の受容体のテストステロンへの感受性がより影響を与えていることが、アメリカのハミルトン氏の実験からわかりました。
もう一度おさらいをします。
テストステロン+5α還元酵素=DHT(脱毛ホルモン)
この5α還元酵素がテストステロンと反応するかどうかです。5α還元酵素が反応しなければDHTは生まれない。・・・確かに!
そして先のハミルトン氏の実験内容は、
<ハミルトン氏の実験内容> ・ハゲが進行中の人を去勢したら、ハゲが止まった。 ・去勢した人に男性ホルモンを打ったら、ハゲがまた始まった。 ・髪の毛がフサフサの人を去勢し、男性ホルモンを打ってもハゲなかった。 |
この実験から、男性ホルモンと脱毛との関係がわかりますよね!
男性ホルモン:テストステロンの量よりも、5α還元酵素がテストステロンに反応するかどうかで、DHT(脱毛ホルモン)が発生してしまうかどうかが決まります。
そもそもテストステロンは男性なら誰にもあるものですから、もしテストステロンの量だけでハゲが決まってしまうのだったら、多かれ少なかれ、男性は皆ハゲてしまうことになりますものね。
「男性ホルモンが強い男はハゲやすい。」
この俗説は都市伝説的な話と考えられます。
エロとハゲの関係:射精から見つめる
以上の話は男性ホルモン「テストステロン」の話でした。次は射精とハゲとの関係を見つめてみたいと思います。
実は「射精をしすぎるとハゲる」という話があるのです。
理論はこうです。
射精をする時に一緒に亜鉛が体外に放出されます。精子が活動するために亜鉛が必要なのですね。
ただしこの亜鉛、髪の毛を作り出すうえで、とても大事な役目を果たしているのです。
<亜鉛と髪の毛の関係> ・新しい細胞の生成や新陳代謝を活発にする=毛母細胞(髪の毛を生み出す場所)の活性化にも一役買っている! ・たんぱく質の合成にも作用。(髪の毛は80%以上たんぱく質から成る) ・5αリダクターゼ(DHT脱毛ホルモンを作るきっかけとなる酵素)の制御効果。 |
ハゲ薄毛対策用の亜鉛のサプリメントが販売されていたり、AGAクリニックから処方される薬にも亜鉛が含まれていたりするぐらい重要な栄養素です。
亜鉛はもともと体内への吸収率がそれほど高くなく、普段の食生活からもなかなか摂取しずらい(多く含まれている食品:牡蠣、カニ、チーズ類、ごま etc…) とも言われております。
そのような中、性欲旺盛で射精をたくさん繰り返し、髪の毛に大切な亜鉛を体外に放出しまくっていたら・・・ハゲやすくなるのでは?
以上の考えから「射精をしすぎるとハゲる=エロはハゲる」と言われています。
ハゲは精力旺盛でセクシーと言う考え方
ただ、エロ&ハゲと言われるとマイナスなイメージを持たれるかもしれませんが、
西洋ではハゲている男性はセクシーというイメージがあります。
「性欲旺盛で、セクシーで男らしい!」
女性たちはそのように感じるそうです。
確かに西洋の女性たちは、日本人のような草食系男子よりも、男らしく肉食系でフェロモン満点の男たちにより魅力を感じるようですしね。
「エロ&ハゲは決してマイナスイメージだけじゃない!」
その言葉を残して、この記事を締めたいと思います。